バリアフリーの目的

リビングからトイレまでの動線を相談したい。
また、腰の調子が悪く立ち座りがきつくなってきたので何とかしたい。

先ずは各部屋からの動作確認の後、動作の単純化を検討していきます。
例えば、電気を付ける動作を無くす、水を流す動作を簡素化にするなど、単純化してより生活を楽にいたします。
動作を減らすことにより転ぶリスクを減らす事ができます。
立ち座り動作に関しては、身体的に負担の少ない動作で行える手すり設置等を検討します。横型・縦型・L型等色々ありますが、先ずは身体への負担軽減を考えます。

くつの脱ぎ履きをする段差が高い、座って靴を脱いだ時に手すりがほしい。
外出時・通院時の為に段差をなんとかしておきたい。

いつも座る所には手すりを設置。ですが、椅子の高さ・設置個所にもより取付箇所には注意が必要です。その方がどんな動作をしているかがカギとなります。
屋外の段差には段を増やしたり手すりを取付ける事で足、腰への負担が減り、一人でも安心して外出できます。歩行器や車いすの場合はスロープ（工事・用具）や福祉機器の設置も検討していきます。

歩行器を利用して各部屋の出入りを行ってほしい。
歩行器で下がるスペースがなく動線をなんとかしてほしい。

寝室のドア、トイレのドア等を開閉する際、開き戸の場合、どうしても下がる動作が必要です。また、歩行器をトイレ内まで持ち込めるスペースのあるご自宅は希です。廊下で電気をつけ歩行器を手放してから開閉・立ち座り・後始末・そして戻るという動作を一貫して検討していきます。
歩行器や車いすを使用し生活している方には下がる動作が難しいので引き戸が望ましいです。引き戸の設置後に動作を確認しながら手すりを取付けていきます。
​​​​​​​正面アプローチの場合には難しいですが、側面アプローチの場合にはそれほど大掛かりにならない、アウトセット引き戸を提案します。
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通院時の介護負担を減らしたい。
一人で出かけてほしい。

段差のある箇所には手すりを設置。
また、地面が凸凹している場合は平らにしてつまずくことがない道にいたします。

親の介護が必要になり上下階の移動を楽にしてあげたい。
トイレが一階にしかなくわざわざ降りてこなくてはならない。

上下階の移動では手すりの設置が重要です。摑める手すりがあれば上に上る事が楽になります。
トイレが1 階にない場合は２階に新設する、寝室を１階にお作りするなどのご提案が可能です。
※障がいをお持ちの方に昇降機のご提案をすることもございます。

蛇口が伸びず屈む体制がきつい、
車いすでも簡単に使用できるように足元をオープンにしたい。

車いすの方用の洗面化粧台を導入。
​​​​​​​足元があいており、車いすでも洗面器まで体が寄せられるため、自身でも操作が楽になります。こちらの洗面化粧台を導入した際に難しいのは、収納箇所です。
※既存洗面化粧台下の収納と棚板を取る工事は基本的にできません。取れたとしても配管の位置が変えられませんので、それほど効果は生みません。（壁排水は別）

滑りやすく、またぐのが大変。
楽に湯船に入れるようにしてほしい。

やはり暖かいのはユニットバスです。近年は機能もオプションも充実しております。あとは設置後、動作確認しながら手すりを設置します。浴室内の転倒事故を防ぐためにクッション系の床材でご提案しておます。
在来浴室の場合には浴槽を浅型に交換。埋め込むため、跨ぎ高さは跨ぎやすい高さにすると同時に、洗い場と浴槽の高さの「差」を意識します。
床は滑り難いタイルやシート系をご相談します。
将来的な介護を想定し、扉の形状も考慮していきます。寒さが苦手な方やユニットバスに出来ない浴室等は内窓・バスパネル・暖房をご提案する場合もございます。

親が過ごす部屋に床暖房を新設したい。

床に寝ていても安心な温水式床暖房のご提案。
温水式床暖房は低温やけどの心配もないので安心してご利用いただけます。
設置時の初期費用は電気式よりコストがかかりますが、長期的に見ると電気式より安く費用を抑えることが出来ます。

室内の段差でつまずく、手すりがないので設置してほしい。
道路までに複数の段差、階段がある。

室内の段差であれば手すり設置を先ず検討しますが、身体状況によっては敷居を取ることも必要です。さらに扉を検討したりします。
屋外の階段の場合は基本、手すり設置を検討しますが、身体状況によっては、段差を増やして一段一段の高さを低くする、踏み台を導入する、リフトを導入するといったご提案が可能です。

砂利があり、転ぶ可能性があって危ない。
足腰が弱い家族もいるので体重をかけられる手すりがほしい。

身体状況により、立ち座り・昇降・方向転換で不安な箇所には手すりの設置をご提案しております。
縦型、横型、L 型などざまざまですが、身体状況や生活動線に適した手すりをご提案致します。疾病により動作が変わりますのでその都度対応していきます。
階段や通路が長い廊下には足元が明るくなるようなご提案もさせていただきます。